ラベンダー最盛期。香りがとても良い蕾の時を見計らって摘み取り作業をします。
一枝一枝の摘み取りには時間がかかりますが、とても香りがよく幸せなひと時なのです。
このラベンダーは、「ラベンダーグロッソ」香りが強い品種です。
摘み採ったラベンター、わたしの活用法をご紹介
一番の楽しみ・ラベンダー蒸留水作り
蒸留水を作る専用の器械を使って作業します。
ラベンダーの花をガラス容器に詰め込み、下から温める。温めることで蒸気が発生し、その蒸気一滴ずつビーカーに溜めていきます。
部屋中にラベンダーの香りが充満しとても癒されます。
ラベンダーの蒸留水は、汗をかく時期にとても爽やかなローションとして大活躍。
お風呂上がりのリラックスローションとしても使っています。
ラベンダーがドライになるとサシェ作りができます。
サシェは、靴箱やトイレに置いたりします。
また袋のままお湯でに煮出した液をお風呂に入れて香りを楽しむこともおすすめ、ラベンダー香る癒しのバスタイムになりますよ。
ウオッカにラベンダーを入れてチンキ作り
2週間ほど漬け込んだラベンダーチンキをハーブウオーターに少し足したりして使います。
通常のハーブウォーターに比べ香りに深みが増すような感じがします。
香りの変化も楽しんでいます。
*チンキとは、ハーブをアルコールにつけて有効成分を抽出したエキスのこと。
チンキ剤のほか、ティンクチャーとも呼ばれています。
チンキの一番の特徴は、ハーブの水溶性成分と脂溶性成分の両方を取り出せること。
ハーブティーの場合は、ハーブをお湯に浸したものなので、水に溶ける「水溶性成分」のみ。チンキ作りに用いるアルコールには、水に溶ける「水溶性成分」も、水に溶けにくい「脂溶性成分」も溶け出すため、チンキではハーブティーよりも多彩な成分を取り出すことができるのです。
蒸留の後の花がらは、段ボールコンポストに入れて堆肥へと変わります。
捨てることなく、また様々な植物の成長の楽しみに使うことができます。
花が咲き始めると毎日蜂さんも出勤。お疲れさま。
広島 三次 yurtte nature
シニアハーバルセラピスト 宮部奈緒美